1月29日(火)
普段日本では、糖質を気にして一日一杯程度しか飲まないビールを、
ここでは毎日昼からガブガブ飲んでいる川瀬です。
さて、今僕は、
“シアヌークビル”という、
海があるリゾート地にいます。
このシアヌークビルには、
また川瀬特有のストーリーがあります。
僕はこの都市で、
日本人初の海の家や、
日本のテレビにも取り上げられたお寿司屋さん、
鉄板料理屋さん、カフェ、など、
6店舗を経営していたんです。
僕はその時、
『こんないい場所に物件が空いているなんて!』
と、
日本人起業家が、まだ誰も本格的に挑戦していないこの都市で、
一気に勝負をかけました。
結果、
失敗w
ちなみに、
6店舗の出店費用などは、
当時お金がすっからかんだった僕が出せるはずもなく、
僕の可能性に投資をしてくれた、2人の社長のお金でした。
僕はこの2人のおかげでかけがえのない挑戦をさせて頂いたのですが、
人のお金を失敗させるってのは、結構辛いことなんですよね。
失敗した原因はたくさんありますが、
その一つに、
【まだ攻めるには早すぎる都市だった】
ってことがあります。
『こんないい場所に物件が空いてるなんて!』
の後をより深く考えてなかったんです。
『こんないい場所に物件が空いてる理由は、はたから見たらいい場所なんだけど、調査の結果まだ勝てる見込みが薄い商圏であると、判断された場所』
だったんです。
まぁ、これだけ聞いたら、誰もそんなんやらんだろって思うだろうけど、
僕なりにはそれなりの勝算があったんですけどね。
結果としては、
思った以上に事業が伸びず、
損切りとして売却という決断になりました。
話せばきりがないほど、
僕の人生で欠かせない故郷であるこのシアヌークビルに、
昨日の夜、2年ぶりに訪れたのですが、
噂では聞いていた通り、
いや、それ以上に、
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2年前とは別世界になっていました。
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僕が住んでいる時から、
『中国が、シアヌークビルを第二の中国、チャイナタウンにする計画で進んでいる』
と、よく聞いていました。
その当時は
『へぇーそうなんだ』
としか思っていなかったのですが、
まさにその未来の今は、
ガチでチャイナタウンへと激変している真っ最中でした。
皆さんは、マカオという都市はご存知ですか?
いわゆる、カジノばかりある富裕層が集まる遊び場です。
今このシアヌークビルは、
第2のマカオ計画になっているようで、
せまい商圏に、カジノが乱立しています。
マジでここまで変わるのか、といったところです。
今回いろんな気づきがありました。
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●シムシティかのごとく、国や都市は一気に一瞬で変わるということ
●シアヌークビルは第2の中国、第2のマカオとなることが確実であるということ
●ビジネスは本当にタイミングで、タイミング次第では月とスッポンになるということ
●ここがチャイナタウンになった理由に、カンボジアと中国の政治が絡んでいるのは言うまでもなく、僕らが知らないところで、お偉いさんたちのエゴで、世界はどんどん変わっているということ
●誰から情報を仕入れるか、誰の情報を信じるかで、人生は変わるということ。
●僕がこの都市で思いっきり勝負をしたという事実は変わりなく、“先走った”にしても“見送る”よりは全然マシだったなということ。
●こんな、日本人が全然住んでいないこの都市でそこまでのチャレンジをした過去の自分、
その過去の自分を超えられるようなチャレンジを、エキサイティングな毎日を、
今の自分は過ごせているのか、ということ。
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などなど、
色んな気づきを得ることができました。
さぁ、今日がカンボジア最終日!
これからまた飛行機で